モバイルバッテリーや充電池の判断基準としてmAhと同じくらい重要な要素
「繰り返し使用回数」
無限に使える訳じゃないのは分かっていても
どういう使い方をして一回なのか?
バッテリー自体がどういう消耗していくのか?
感覚的にはなんとなく理解していたけど具体的に知っている方はそう多くないと思うので
モバイルバッテリーの繰り返し使用回数や寿命についての知識について
一通りまとめていこうと思います。
モバイルバッテリーの使用回数や寿命
モバイルバッテリーの寿命とは?
モバイルバッテリーに使用されているのはリチウムイオン電池といい、現在の殆どのモバイルバッテリーに使用されています。
そしてリチウムイオン電池は
300回程で70~80%
500回程で50%~70%程の容量になるそうです。
そしてJIS(日本産業規格=Japanese Industrial Standardsの略)という日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格では
ポータブル機器用リチウム二次電池の中のサイクル寿命という項目で
測定した放電容量が定格容量の60 %未満になるまでのサイクル数
つまり表示してる性能の60%がモバイルバッテリーの寿命と定義してるんですね!
どこからが「1回」なのか
一瞬でも放電したら1回なのかというとそういうわけではなく、
0~100%までの充電で1回分とカウントしています。
例を挙げると
- 100%から一気に0%まで
- 100%から50%までの放電を2回
上記どちらもJIS規格上は放電1回カウントです!
細かく充電する使い方をしていると思っていたより使えるってなるかも知れませんね
寿命(最大容量)が減る原因
バッテリーの寿命ってなんなのかは理解したところで、
ここからは何をすると寿命が減るのかです。
勿論、使えば徐々に最大容量が減っていくのはモバイルバッテリーを持っていなくても
スマホやPC等で理解している方が殆どだと思いますが
バッテリーは使い方や環境で消耗具合は大きく変わってきます。
熱
おそらく普通に使用している方で一番の要因になっていると思われるのが熱です。
リチウムイオン電池の最高許容周囲温度は約45度という説があり、人間の体温よりも少し高い温度から既に理想的な電池の使用ではなくなっています。
なので手に持って温かい、熱いと感じるような状況での使用は割と負担になっているので
- 熱を持ちやすいアプリ等の使用時充電は慎重に
- 放熱に影響があるケースや手帳カバー等は使用を控えたり、充電時は外すなど工夫
- 夏場等に直接日の当たる場所にバッテリーを置かない
スマホのバッテリーの劣化が最後の方特に早く感じるのは熱等にやる悪循環なのかも…
ここで温度がリチウムイオン電池に与える影響をPDFにまとめて報告してあります。
熱はバッテリーだけでなくスマホやPCにも良くないので熱くなり過ぎない使用を心がけましょう!
過放電
充電を完全に放電しきっている状態。
一般的にリチウムイオン電池の充電は20~80%状態で行うのが理想的なので、
バッテリーの劣化で最大容量が減る→適正なタイミングで充電できない機会が増えるので更にバッテリーの負荷がかかる状況が増えてしまう事も…
一応過放電を防止する保護回路等もあるんですが、バッテリーが劣化しすぎてしまうと充電のできない出先で電源が落ちてしまうような機会が増えるので
- 放電しきってしまう前に利用を控える
- 充電がしにくい場所、時間はモバイルバッテリー等で継ぎ足し充電を意識
- 普段なかなか使用しないモバイルバッテリーも定期的に充電するor自然放電しにくい製品を購入する
過充電
満充電の状態からさらに充電し続ける状態。
今ではスマホやその他のモバイル機器でも過充電を防止する機能(iOS13等)があるのであまり気にする必要はないんですが旅行や出先等
電池なくなるまで遊び倒すぞー!
っていうような状況でなければ基本、設定は過充電防止機能はONにしたほうが良いです。
iPhoneユーザーなら設定弄ってなければ多分ONになってますよ!
設定→バッテリー→バッテリーの状態→バッテリー充電の最適化
の順で設定弄れます。
まとめ
上記の内容を重要な点をまとめると
- 熱をもってしまう使用は極力避ける
- 過充電に関わる機能がついている製品を選び、機能は極力ON
- 充電はこまめに行う
です!
どんなに気を使っていつかは壊れてしまうけれど、バッテリーの寿命は使い方に左右される部分が大きいので大切につかっていきたいですね!
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